本が先か本棚が先か

 先週のと今日の丸二日間の日曜日を費やして本棚の新調と本の整理を行った。ここ数年買っては読み、読んでは適当な箱に詰め込んでいたせいで、押し入れもロフトのぐちゃぐちゃ状態だったのだ。本棚を買うといってもそんなに予算はないので(*)、「お値段以上~♪」のCMでお馴染みの店でDIYキットを購入してきた。幅118mm×高さ181mmの立派なもので税込み1万円しない。ただしガラス扉は無し。(ガラス扉はオプションで一枚5000円近くするので、4枚買うと本体の2倍近くかかってしまうのだ。/汗)
 ひとつ20kg近くある梱包をふたつ車に積み込んで、家に着いたら二階へとえっちらおっちら運ぶ。でもこれもみな、費用を安くあげるためと思えば重くない重くない。

   *…なんせ本棚に使う金があったら本を買いたいほうなので......。(苦笑)

 カッターナイフで梱包を開けると、プーンと新品の木の匂いがしてくる。自分で組み立てるといっても大げさな道具は必要なくて、プラスドライバーとニッパぐらいで充分だ。ちゃんと木ダボに付ける木工用ボンドまで入っていて、まさに至れり尽くせりになっている。ラジオをかけながら作業して、およそ3時間あまりで組み立てを完了し、決めておいた設置場所へと運び込む。うん、立派なものだ。
 今回本棚を整理するに当たり、ひとつ考えていたことがあった。それは「好きな本だけを並べる棚」を作るということだ。せっかく新しく本を置くスペースを作るのだから、どうせなら昔からやりたかったことを実現してやろう。というわけで考えたテーマが“幻想と異界の棚”。好きな幻想小説や人類学系の本ばかり、しかもハードカバーばかりを集めた棚を作ってみたい、それが昔からの夢だったのだ。2時間ほどかけて、家じゅうのあちこちにに散らばっていたその手の本を集めてみたところ、一度で棚がいっぱいになってしまった。ざっと数えてみたところ250冊強といったところか。まだ並べたい本はあるのだけれど泣く泣く断念。苦労した割には意外と少ないなあと思いながら眺めていると、それでもだんだん顔がにやけてくる。なんせ上から下まで、そして右から左まで、自分の好きな本ばかりが視野いっぱいに広がっているのだ。これは愉しい。その後の一週間は、家に帰るたびに本棚を眺めては悦に入るという生活が続いた。いい年の中年オヤジが本棚を眺めてにやにやしているのだから、傍からみているときっと気味が悪かったに違いない。
 大きな本がだいぶ片付いたので、これまであった本棚にはあちこちにぽっかりと穴が開いている。こんどはそれらの本を並び替えて、ついでに段ボールの中の本を整理する番である。結構は一週間後の日曜日、つまり今日だ。朝の9時から取りかかったところ意外と大変で、途中の昼食を挟んで結局夕方までかかってしまった。都合7時間ぐらいかかったことになる。なんでこんなに手こずったかというと、途中でこちらもお気に入りの棚を作ろうと本の選別を始めてしまったからだ。(自業自得である。/笑)でもその甲斐あってこちらも愉しい本棚ができた。こちらのテーマは“思想とSF”。これまで買い溜めた哲学・思想の分野でお気に入りの本を左手の棚に、そして昔から買い溜めてきたSFの文庫ばかりを右手の棚に配置してある。実はSF・ファンタジーの本はまだまだ段ボールに詰め込んであるのだが、こちらも棚のスペースが残り少なくなって残念ながら途中でストップ。これ以上やろうとすればもう一つ本棚を買ってこなくてはならないが、くたびれたので当面はいいかな。

 今回、家じゅうの本を見直したおかげで分かったことがある。それは家の蔵書が(おそらく)1500から2000冊ぐらいだろうということだ。読み終わった本はときどき古本屋で処分しているのだが、それでもまだまだ多い。(読む量より買う量が多いから当たり前ではある。)
 「卵が先か鶏が先か?」ではないけれど、本が溢れそうになるから本棚を増設するのか、新たに本を置くスペース(=本棚)が出来るから本を買ってしまうのか悩ましいところではある。しかし間違いなく言えることは、これからも本が減ることはだろうということ。定期的に棚を増やすことになるのは避けられない。となれば、せめてその時には、今回のようにテーマ別の棚を作るなどして愉しくやりたいものである。
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サラリーマンオヤジです。本から雑誌、はては新聞・電車の広告まで、活字と名がつけば何でも読む活字中毒です。息をするように本を読んで、会話するように文を書きたい。

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