中沢新一_My favorite 5

<マイベスト>
★“カイエ・ソバージュ(5部作)”講談社選書メチエ
『人類最古の哲学』『熊から王へ』『愛と経済のロゴス』『神の発明』『対称性人類学』
  *現時点での著者の思考の集大成。あくまでも「現代」の問題に取り組もうとする姿勢が
   好ましい。
★『緑の資本論』集英社⇒ちくま学芸文庫
   *後の対称性人類学へとつながるターニングポイントになった著作。
★『森のバロック』せりか書房⇒講談社学術文庫(一部割愛)
   *ひとりの思想家に焦点をあて、様々な切り口で自らの思索を述べる著者お得意の
    パターン。本作では南方熊楠を取り上げているが流石に熊楠、どう料理されても
    堂々としたものである。
★『雪片曲線論』青土社⇒中公文庫
   *初期の著作では出世作の『チベットのモーツァルト』よりも好き。
    当時ゴジラやテレビゲームを現代思想で取り上げられたのは衝撃的だった。
次点)
『悪党的思考』平凡社ライブラリー
『バルセロナ、秘数3』中公文庫
『はじまりのレーニン』同時代ライブラリー⇒岩波現代文庫
『フィロソフィア・ヤポニカ』集英社

 最初のあたりはチベット密教をはじめとする非西洋の思想を武器に、現代社会(=西洋思想)を切るところがとても新鮮に感じられたので読んでいた。その後は徐々に熱も冷めて、長いことつかず離れずの関係だったが、『緑の資本論』以降の著作には目を見張るものがあり、往年の中沢熱が再燃して今に至っている。

【人と作品】
 もとは文化人類学の方面の研究をしていたが、その後 チベットに渡り、チベット密教の修行をしたのち宗教学者として活動。ちょうど同じ時期に浅田彰の『構造と力』が人文系の研究書としては異例の大ベストセラーとなり、中沢が出版した『チベットのモーツァルト』もニュー・アカデミズムのひとつとして注目を浴びた。その後、オウム事件に絡んだバッシングや東大から中央大への移籍など、多くのトラブルにも巻き込まれたが、オリジナリティあるその研究活動は評価を受け、2006年からは多摩美術大学で芸術人類学研究所の所長を務める。
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サラリーマンオヤジです。本から雑誌、はては新聞・電車の広告まで、活字と名がつけば何でも読む活字中毒です。息をするように本を読んで、会話するように文を書きたい。

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