『書物狩人』 赤城毅 講談社ノベルズ

 「世界を揺るがす可能性を秘めた古書を巡る数々の難事件、愛書家必読!」という惹句にひかれて読んでみた。エーコの『薔薇の名前』みたいのかと思ってたら、ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』の方だった。(笑) サクサクと軽く読めてしまうので、構えて読むとちょっと肩すかしに遭う。
 ミステリとしての謎は正直大したことないので(笑)、本書の眼目は歴史の闇に隠された稀覯本(きこうぼん)の出自に関するエピソードのみといって良いだろう。作者が「どう、こんな稀覯本。いかにも世の中にありそうで面白いでしょ?」とほくそ笑んでいる様子が目に浮かぶようだ。それを「あ、好いねえ」と面白がれるかどうかが、本書を愉しむ分かれ目とみた。
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サラリーマンオヤジです。本から雑誌、はては新聞・電車の広告まで、活字と名がつけば何でも読む活字中毒です。息をするように本を読んで、会話するように文を書きたい。

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